玄米の特徴
玄米とは、収穫した米から、もみがらだけを除いたものです。その玄米を精白して、ぬか層や胚芽を取り除き、中の胚乳の部分だけにしたものが普段食べている白米です。
玄米と白米の栄養価は次の表のとおりですが、主要な栄養素はおおよそ4倍程度多く含まれています。これは、玄米ごはんを1杯食べただけで白米のご飯1日分と同じ程度の栄養価を得ることができることになります。
玄米と白米の栄養価150g(茶わん約1杯)あたり |
項 目 |
玄 米 ごはん |
白 米 ごはん |
白米に対する
玄米の栄養価 |
食物繊維(g)
|
5.3 |
0.6 |
8.8倍 |
たんぱく質(g)
|
5.0 |
3.9 |
1.3倍 |
脂質(g)
|
2.0 |
0.8 |
2.5倍 |
糖質(g)
|
47.1 |
47.6 |
1.0倍 |
カルシウム(mg)
|
6 |
3 |
2.0倍 |
リン(mg)
|
195 |
45 |
4.3倍 |
鉄(mg)
|
0.8 |
0.2 |
4.0倍 |
カリウム(mg)
|
165 |
41 |
4.0倍 |
ビタミンB1(mg)
|
0.24 |
0.05 |
4.8倍 |
ビタミンB2(mg)
|
0.03 |
0.02 |
1.5倍 |
ビタミンE(mg)
|
1.1 |
0.3 |
3.7倍 |
マグネシウム(mg)
|
72 |
6 |
12.0倍 |
亜鉛(mg)
|
1140 |
810 |
1.4倍 |
(食物繊維)
玄米には、白米の約9倍もの食物繊維が含まれています。食物繊維は便秘の解消に効果的なだけでなく、体内の余分なコレステロールや糖分、発ガン物質などの有害物質の排出を促すことで、糖尿病やガン、動脈硬化から引き起こしやすい脳卒中や心筋梗塞など生活習慣病を防ぐことにもつながります。 日本人の食物繊維の所要量(目標摂取量)は1日あたり20〜25gとされていますが、実際の摂取量はそれより平均で5〜10g不足しているといわれています。そこで、毎日食べるごはんを白米から玄米に変えるだけでも、その不足分を十分に補えることになります。
(ビタミンE)
ビタミンEは「若返りのビタミン」ともいわれ、ホルモンの分泌を促して更年期症状を予防するほか、抗酸化作用によって血管の老化を防いだり、血行を良くする働きがあります。また、ビタミンEは皮膚を若々しく保ち老化を防ぐ作用があるとされています。また、脂溶性ビタミンとよばれ、抗酸化作用が強いビタミンとしても知られています。(フィチン酸)
有害物質や脂肪を体外に出す働きがあると言われています。玄米にデトックス効果があるといわれるのも、フィチン酸があるからです。
(ビタミンB郡)
血流の改善、脂肪やコレステロールの代謝促進など、肝硬変や脂肪肝など成人病の予防に効果を発揮します。特に胚芽部分に、ビタミンB1、B2、B6、パントテン酸、葉酸などが多く含まれ、糖質代謝・脂質代謝といった栄養素の代謝において補酵素(酵素の作用を補助する成分)として作用し、ダイエットに有効に働きます。さらに疲労を回復させ、健康な皮膚・美肌を保ち、ストレスに強い身体をもたらします。
(ミネラル類)
リン、鉄、カリウム、マグネシウム、亜鉛も豊富に含んでいます。それぞれ体内で重要な働きをしている成分で、中でも、カリウムは体内のナトリウム(塩の主成分)の排出を促す働きがありますので、高血圧が気になる人には特に重要なミネラルだといえるでしょう。
(ギャバ)
人間の脳内に多く分布するアミノ酸の一種で、脳の血流改善効果、中性脂肪抑制効果、精神安定作用、及び高血圧改善作用があるとして注目を浴びている物質です。発芽玄米は、このような健康効果のあるギャバを白米の10倍含んでいます。
また、 神経の高ぶりを抑える抑制性の神経伝達物質として知られ、 脳の興奮を抑える作用のあるギャバを摂取することはイライラや不眠症、更年期障害、自律神経失調症の予防・改善に効果的といわれています。また、血液をサラサラにし、血圧の上昇を抑える作用があり、腎臓や肝臓の機能を向上させ、動脈硬化の原因とされるコレステロールと中性脂肪の増加を抑える効果があります。 |